【小学生の習い事】築上町の「考える力をつける」算数パズル塾Pazoo

「やった！できた！」

うれしそうな声をあげたのは小学3年生の女の子。

悩んで考えていたパズルがちょうど解けたところでした。

 

今回私が取材で訪れたのは

築城にある「考える力をつける教えてくれない算数パズル塾『Pazoo』」です。

 

冒頭で紹介したのは、考える力が備わる算数パズル塾『Pazoo』での教室の様子ですが

小学生がとても集中してパズルを解いていたのが印象的でした。

 

どうしてこんなに楽しそうで、集中しているのか？

「考える力をつける教えてくれない算数パズル塾とはどういうことなのか？

 

その秘密は

先生の人柄とパズル塾のルールにありました。

 

記事の中でくわしくお伝えしていきますね。

 

それでは、どうぞ！

先生のずーさんってどんな人？

朗らかな笑顔で出迎えてくれたのは、算数パズル塾の講師をしている河野梓さん（以下、ずーさん）。

オレンジ色のつなぎがトレードマークです。

ずーさんに算数パズル塾を始めたきっかけを聞くと

「算数ができないわけじゃないのに、算数を嫌いな子が多いのがもったいないと感じたことが塾を始めたきっかけです。

子どもたちが学校で算数を学ぶにあたって、本当の算数の楽しさを知ってもらいたいなと思ったんです」

と話してくれました。

「問題が解ける直前の『はっ!!!』とひらめいて子どもの顔が変わる瞬間を見られるのがなによりもうれしい」と楽しそうに語ってくれたずーさん。

 

「大人ってつい答えを導きたくなるんですが、そこはぐっと我慢。
間違っていてもいいので、答えにたどり着くプロセスをほめてほしい」

と親御さんへのアドバイスもくれました。

 

では、「Pazoo」ではどのようなことを教えてくれるのでしょうか？

塾の中をのぞいてみましょう!

教えてくれない算数パズル塾ってどんな塾？

Pazooでは、小学校で習う算数の内容を学年ごとに取り扱うのではなく、子どもの理解度によって題材を変えるオリジナルテキスト型の算数塾です。

算数の知識はいらず、自分で考えて答えを出すというもの。

テキストは講師であるずーさん自らが作成しているオリジナルのテキストを使っています。

テキストの中には文章問題が書いてありますが、その文章もすべてずーさんが考えています。

文章問題も物語調になっており、登場人物がどうしてその行動に至ったのかも書かれています。

 

「状況を把握して答えを出していく問題を扱いたいんです。

教科書の問い方より算数的には無駄な情報が多くなりますが、答えを出す目的を持って取り組んでほしくて。

だから教科書の型にはまらないものにしています」

と話してくれました。

また、テキストだけでなくパズルもたくさんあります。

知識がなくても解けるものがあることで、子どもは心が折れずに続けることができるのだそう。

「問題やパズルが解けた喜びが、子どもの自信につながっていく」とずーさんは言います。

Pazooの特徴とは？

塾の特徴は、とにかく子ども自身に答えを考えさせることにあります。

ヒントもほとんど出しません。
子どもが自分でひらめくまで、ずーさんもじっと我慢強く待ちます。

Pazooでのルールは３つ

・人が考えているのを邪魔しない

…「しゃべってもいいし、寝転がってもいい。
だけどしゃべっていることで、ほかの子が考える邪魔になっているのだとしたらそこは配慮してね」という意味。

・ずーさんの合図は聞いてね

…「その時だけは、みんなが考えていることの邪魔をしちゃうね」という意味。

・難しいはラッキー

…「難しい問題にあたると、その分だけ成長できるんだよ！」という意味。

３つだけのルールを守ってみんな楽しく受講しているといいます。

習い事をしている小学生の様子

さて、この日塾に来ていた小学３年生のHちゃん。

「わからん！」とHちゃんが言うと、「わかるはず！」とずーさんは答えます。

しばらく待っていると「できた！！」とHちゃんのうれしそうな声が聞こえてきました。
どうやらパズルが解けたようです。

Hちゃんに塾の楽しさを聞くと、

「解けたときがすっごくうれしい！

折り紙を使ったり積み木を使ったり、いろんなことができておもしろい！

解けなくても次頑張ろう！って思う。
嫌な気持ちにはならないよ」

と笑顔で話してくれました。

 

Pazooに通う子どもの変化について尋ねると、

「すぐに諦めず、考える時間が長くなったことだと思います」

とずーさん。

 

いやほんと、自分で考えて自分で答えを見つける力をつけることができるって、これからの時代に生きていく上で必須の力だときょんぴーも思います。
子どもたちにもぜひ身につけてもらいたい。。。

私も子どもの宿題を見ているとつい口出しをしてしまいそうになるのですが、取材に行って以降、なるべく自分で答えを出せるように口を挟まない努力をしています。

取材中、終始にこやかに話をしてくれたずーさん。
きょんぴー家の子どもたちはすぐに「めんどくさい〜」と考えるのを放棄してしまうので、見習いたい！！と今回ものすごく食い気味に話を聞いたのでした。

算数パズル塾Pazooの詳細は以下になります。

「算数パズル塾Pazoo」概要

習い事名	考える力をつける教えてくれない算数パズル塾「Pazoo」
住所	築上町コミュニティセンター・ソピアのすぐ近く
地図
稽古日	毎週水曜日16:30〜17:20、17:30〜18:20、18:30〜19:30 （１コマ 50分）
月謝	月4,000円程度（月４回レッスン料＋テキスト代）
対象	小学１年生〜小学６年生
問い合わせ先	河野梓 090-1420-3697