暮らし

京築大雨、洪水・災害対策は大丈夫?

近年、この時期になると全国各地で豪雨災害のニュースが多く流れます。

豪雨は、30年前の1.6倍。
内閣府の発表によると、過去10年間に全国97%以上の市町村で水害・土砂災害が発生しているとのデータがあります。

原因として、気候変動による異常気象。地球温暖化によるインド洋の高温の影響などと言われています。

この30年で私たちの知識や予想を超える、”新時代”に突入していると感じませんか?

そのために、私たち一人ひとりが”豪雨激甚化時代”とも呼ばれる今を生き抜く対策を意識することが大切ではないかと思うのです。

そこで、今回、内閣府の防災情報ページをもとに、私たちが出来る災害の備えをまとめてみました。

まずは、京築での災害発生時の仕組みを理解する!

 

地震、台風、豪雨、大雪。
家族が揃っていても、雨風の音に目が覚め、不安な夜を過ごす日があります。

そんな時、ふと考えてみてください。

家族を家に残して、一晩中働く人たちがいることを。

水位等の監視、緊急時の被害情報収集・伝達、自主避難指示や避難支援体制など、京築の自治体でも、担当職員は市役所、役場、公民館等で一晩中待機して、住民の対応に準備しているそうです。

市町村における災害対応のマニュアルによると、
災害の発生に備え、災害直前から直後には、地域の災害情報をいかに迅速に収集して把握し、解決のための対応をすることなど、職員の大きな役割が記載されています。

内閣府・市町村における災害対策「虎の巻」〜災害発生時に住民の命を守るために〜より。

 

誰の責任でもない自然災害から守ってくれている影のヒーローですね。

何でもかんでも、自治体に助けを求めるのではなく、ヒーローの負担を少しでも減らすために、私たち自身が防災の意識を高め、知識を共有することで、少しでも災害時に適切な判断ができるのではないでしょうか。

 

自分の地域のハザードマップを確認すること!

 

自宅周辺にどのような災害の可能性があるかご存知ですか??

自治会から配布されるハザードマップを確認してもあまり実感しないという方に、

国土交通省のサイトを使えば、自分が住んでいる自宅付近を簡単にピンポイントで検索できます。

↓↓↓

 

①ホーム画面より、場所を入力。

例えば、「行橋市」と入力してみます。

②行橋市の市役所が表示されます。

ピンポイントで検索する為に、一度、検索結果を閉じて、

③カーソルを行橋駅に合わせてみました。

そして、①リスクを検索を押して②地図上のピンポイントで行橋駅を押すと
行橋駅では、以下の自然災害リスクが表示されました。

④リスク一番上の洪水によって想定される浸水深を見てみると、
最悪の洪水災害時には、0.5〜2.0mの浸水の可能性があることが分かります。

 

⑤さらに自然災害リスクに戻ると、一番下にハザードマップが見れます。

⑥そして、行橋市の防災マップページが開きます。

行橋市のページでは、災害時の心得やどのような行動をとれば良いのか、
また、その地域の緊急避難場所・施設を知ることが出来ます。

災害の種類別に開き、水害・洪水の時の避難方法を見てみました。

さらに、周辺の避難場所も一目瞭然!!

一度知れば、この先もしもの時に思い出すものです。

ぜひ、この機会に自分がどのように避難すべきかを調べてみてください。

 

今日もあなたの家には、非常用持ち出しバックは準備できていますか?

 

ハザードマップを確認して、避難時には非常用バックが必要です。

ネットでは、たくさんの非常用持ち出しグッツが販売されています。

どれが必要かをチェックして、家族のオリジナル非常用バックを作るのはいかがでしょうか??

 

バックの中身を参考までに。。。

*飲料水。食料品。(カップ麺、缶詰、ビスケット、など)

*貴重品。(通帳、印鑑、現金、健康保険証など)

*救急用品(ばんそこう、包帯、消毒液、常備薬など)

*マスク、軍手、ヘルメット

*懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯充電器

*衣類、下着、毛布、タオル

*洗面用具、使い捨てカイロ、ウエットティッシュ、携帯トイレ、

首相官邸ページ・災害に対するご家庭での備え〜これだけは準備しておこう!〜より。

↓↓↓詳しくはこちらをチェック!!

首相官邸ページ 災害の備え

リアルタイムで災害発生の危険度をチェックする!

 

自治体からの避難指示は、素直に聞くことが前提ですが、自分で自主避難の判断に活用できるのが、気象庁から発表されている「キキクル」です。

↓↓↓

キキルルは、「危険が来る」の意味で大雨による災害の危険度を5段階にリアルタイムで地図上に表示するサービスです。

雨が降っていない地域でも、上流で集中豪雨があった場合など、土砂災害の危険性もあります。雨雲が通過した後にも災害発生のリスクはあり、具体的にどこで発生しやすいのかリアルタイムで確認できるサービスです。

大雨、洪水警報が発表された時には、ぜひアクセスしてみてくださいね。

 

※おまけ
京築の水を守るよ!晴れた日にイッシーに会いに行こう!

京都郡みやこ町犀川、伊良原(いらはら)ダムのイッシー(※勝手に命名)

みやこ町と行橋市を流れる祓川は、昔からたびたび決壊や氾濫、洪水を起こしてきました。また、京築の耕作地の大切な水源でもあるにも関わらず、夏には深刻な水不足の問題も抱えていました。

そこで、2018年に完成したのが、伊良原ダムです。

京築の洪水を調整、水道水の供給、川の水量の安定化の役目をしています。

伊良原ダム周辺は景色も良く、どこか遠くに出かけた気分を味わえます。

ダムの展望台からさらに4キロほど先の伊良とぴあ公園には、広い駐車場やトイレ、ビオトープや散策路、親水護岸があります。
お散歩や、夏には子どもたちが水辺で楽しめる絶好のスポットです。

ぜひ、一度、イッシーを探しに出かけてみてはいかがでしょうか??

伊良とぴあ公園と水車の動画

 

 

伊良原とぴあ 親水公園

公園名 伊良とぴあ 親水公園
住所

〒824-0252 福岡県京都郡みやこ町犀川上伊良原

 

開園時間 OPEN 8:00 CLOSE 18:00
ABOUT ME
sono
産まれも育ちも京築人。山が好き、海が好きなキャンプ好き。スポーツインストラクター。京築で子育てイベント「ママ笑」や出逢いイベント「アオハル。」を主催。スポーツマネジメント・イベント企画のY's Links Management (同)設立。小中高の三姉妹母。2020年よりフリーライターとして、京築ママライター&西日本新聞「てくてく京築」「ファンファン北九州」の担当ライターとして務める。