遊び

小学校で手作りクイズ大会!コロナ禍の読書活動


京築ママライターのあゆみです。
私は小学5年男子の母親でもありますが、令和2年度、小学校PTAを代表して「行橋市子ども読書活動推進協議会」の一員になり活動をしました。
コロナ禍で制約のある状況でしたが、可能な範囲で活動計画を立て、少しでも子どもたちに本の楽しさを知ってもらうためにがんばりました!今回の記事は、行橋市の今川小学校で行った読書活動の一部をご紹介します。

子どもに本からクイズを作ってもらおう


大人子ともにかかわらず、クイズ好きなら目の前に問題があれば解きたくなるのが常。特に子どもはクイズやなぞなぞが好きな子が多いように思います。
学校での子どもたちの様子を見ていると、クイズなら盛り上がるだろうと感じていました。新型コロナウイルスの感染防止のため、みんなが集まって何かイベントごとをするのは不可能な状況でした。
でもどうにかして読書とクイズを組み合わせて、みんなが集まらない(密にならない)形で何かできないだろうかと、知恵を絞りました。

本を読んで欲しいけど、「本を読もう!」と声かけするだけで読んでくれたら誰も苦労しない。何か楽しいこととセットにしたら、やってみようと思う子がいるかもしれない。

じゃあ、子どもたちにクイズを作ってもらうことにして、クイズネタは学校の図書室にある本からということにすれば、クイズ作りに参加するともれなく読書もついてくるはずだ。

そうするとクイズを解く子も、正解を見つけるために本を開くことになるだろう。

こんな風に考えて、読書とクイズを組み合わせるイベントを作りました。子どもたちが本当に本を読むかはわかりませんが、少なくとも図書室に足を運び、本を手に取る機会は多くなるはずです。
私たち大人ができることは、「きっかけ作り」。

本からクイズを作るから「ホンカラクイズ」


こうして生まれたクイズ大会。盛り上げるために、面白くて覚えやすいネーミングが必要と思ったので、考えたのが「ホンカラクイズ」。なんのことはない、本からクイズを出すから「ホンカラクイズ」という、単純な名前。
このイベントを開催するために、今川小学校の校長先生と、学校司書の先生にご協力いただきました。

「ホンカラクイズ」準備開始

準備から学校司書の先生には、ずっとお世話になりっぱなしでした。
手順にミスはないか、クイズ作成の用紙はどのような様式にするか、期限はどうするかなど、司書の先生と何度も話し合いました。

そしてやっぱりインセンティブっているよねということになり、クイズ問題をたくさん作ってくれた子、クイズ問題が採用された子、クイズの正解が多かった子などに、手作りの「おもしろバッジ」と努力を讃える「メッセージカード」をプレゼントすることにしました。

「ホンカラクイズ」始まり〜前半はクイズ問題募集〜


子どもたちに「ホンカラクイズ」があることを知らせ、参加してもらえるように手順をわかりやすく伝えなくてはなりません。ホンカラクイズのことを書いた原稿を、「図書だより」に載せていただきました。さらに原稿を大きな紙にプリントして、校内の掲示板など子どもたちの目につくところに貼ってもらいました。

9月、10月をクイズ問題作成期間にしました。クイズ問題記入用紙を作り、募集箱も設置した後、私は時々図書室へ行って、司書の先生に子どもたちがクイズ問題作成に取り組む様子などを伺いました。
初めは多くの参加があったけれど、中だるみの時期がありました。お昼休みにホンカラクイズの参加呼びかけの放送をしてもらうと、またぽつりぽつりと募集箱にクイズ問題が集まりました。

「ホンカラクイズ」盛り上がる?〜後半はクイズ大会〜

クイズ問題募集期間が終わり、問題の選定に入りました。選定は私と学校司書の先生の2人で行いました。同じタイトルの本から問題が複数ある場合はその中から一つを選んだり、1〜3年生用クイズと4〜6年生用クイズに分けたり、問題に対する解答があっているかを実際に本を開いて確認したりしました。1〜3年生用・4〜6年生用に、それぞれ8問ずつ選定しました。

11月、12月をクイズ解答期間にしました。この期間も、どれだけの子どもたちが参加してくれるかドキドキでした。期間中は何度も学校の図書室を訪問し、司書の先生に子どもたちの様子を伺ったり、集まった解答用紙を見たりしました。全ての解答用紙に感想がきちんと書かれていて嬉しかったし、内容を読むとさらに嬉しかったです。感想は次のような内容でした。

難しかったけど、楽しかった。
たくさんの本を知ることができてよかった。
調べるのが楽しかった。
いろんな本が読めて面白かった。
新しいクイズが出たら、また挑戦したい。
もっと難しい問題かと思った。

「またやりたい」と思ってくれる子が何人もいて、やってよかったなと思いました。クイズになっている本を読んだ感想を書いてくれた子もいました。

集計と手作りバッジ、メッセージカード作り


冬休みに解答用紙の集計と、手作りバッジの仕上げに取り掛かりました。
手作りバッジはお菓子の箱などの厚紙を材料にした、缶バッジ風のバッジです。バッジ作りは私1人では無理なので、今川小学校で活動している読書ボランティア「いまがっぱ倶楽部」のメンバーに声かけをして、協力してもらいました。

バッジデザインは商用利用可能なサイトから、ちょっと楽しくて面白いイラストをいくつか選び、印刷して「いまがっぱ倶楽部」の皆さんにバッジ材料とともにお渡ししました。

1月になったらがんばった子どもたちに、バッジとメッセージカードを渡すので、クイズ作成に参加してくれた子、クイズに解答してくれた子のリストを作り、メッセージカードやラッピングのことを考え、作業をする冬休みでした。

子どもたちのがんばりに感動


1月、いよいよバッジとカードを渡す日になりました。ラッピングは読書ということで、やっぱりフクロウだなと思い、人数分のフクロウを作りました!写真で見るとすごいっ!かわいいっ!
ホンカラクイズに、たくさんの子どもたちが参加してくれました。ひとりがいくつもクイズ問題を作ってくれたり、何回も解答してくれたりしました。集まったクイズ問題と解答用紙、参加者の数は次の通り。

クイズ問題作成 18名の参加、42個のクイズ問題回収
クイズ解答 25名の参加、30枚の解答用紙回収

フクロウを手渡すと、子どもたちが嬉しそうにしてくれて、やってよかったな〜と思いました!「またやりたい!」と言ってくれる子が何人もいて、どう答えてよいのかわかりませんでした^^;
バッジを見て、「面白いー!」って笑うかなと思ったら、「かわいいー!」といわれたのが予想外でしたが、喜んでいる姿を見てホッとしました。

コロナで朝と昼の読み聞かせ活動ができない「いまがっぱ倶楽部」の皆さんにも、このような形で読書活動に関わってもらえてよかったです。

2月はおすすめ本の展示


2月はもう一つ、子どもの読書活動をしました。子どもたちのご家族と、いまがっぱ倶楽部の皆さんに、子どもたちに読んで欲しい本の紹介をしていただきました。図書委員さん達からも、読んで面白かった本を紹介してもらいました。カードにおすすめ本のタイトル・著者と、紹介文を指定の用紙に書いていただき、司書の先生の指導の元、その用紙を委員の子どもたちがデコレーションしてくれました。

おすすめ本は図書室に2月いっぱい展示していただきました。期間中、図書室を訪問し様子を伺ったところ、子どもたちの反応は良く、本棚にある本よりも展示されている本に興味を示し、手を伸ばす子が多かったそうです。特に同じ年代である図書委員さんおすすめの本は、「友達がすすめているから読んでみる」といって借りていく姿も見られたようです。

子どもの読書活動をふりかえる

ライターの仕事が忙しくなってきており、それにこの活動が加わったので、本当に慌ただしい1年でしたが、校長先生や学校司書の先生、いまがっぱ倶楽部の方々が助けてくださったおかげで、今年度の活動を無事終えることができそうです。寝不足でふらふらになっているとき、学校の図書室でクイズ問題に取り組んでいる子や、回収箱に入ったたくさんの用紙を見ると元気になれました。短い期間でしたが、子ども達の読書活動に関われて、楽しかったです。

子ども時代に読んだ本は、今後の人生を豊かにする栄養になっていくと思います。学校に行くと、子どもの元気な声にパワーをもらいます。早く今の状況が改善し、再び学校での読み聞かせ活動が再開することを願います。

私もいまがっぱ倶楽部の一員ですが、しばらく読み聞かせをしていないので、みんなの前に出ると緊張してしまうかも(^ω^)

ABOUT ME
あゆみ
フリーランスで美容&医療ライター、美容・医療分野広告類の法令チェック、校正者、西日本新聞社発行の地域情報紙「てくてく京築」ライターとして活動。過去に臨床検査技師から研究開発職にキャリアチェンジし、化粧品開発者として10年勤務。 学生時代は英語オンチ、今は洋書オタク。洋書が好きすぎて、商業出版しちゃうほど。『ピーターラビットで学ぶ!英語イメージ楽読術』(主婦の友社)の著者。尼崎市出身、行橋市在住。「英語絵本の会」代表。