みやこ町勝山に、築140年の古民家をリノベーションしたカフェ「みやこのくに」が9月19日(木)にオープンします。オープン前、ひと足さきにお店を訪ねてきました。
古民家好き、ゆっくり過ごしたい人におすすめ
お店に一歩足を踏み入れたら、広々としたレトロモダンな空間に浸れます。
天井が高くて通路も広く、落ち着いて過ごせそうです。掛け軸や機織り機、陶器などを見て回るのも楽しそう。建物はとても大きくて、幾つもの部屋があります。その一部がカフェスペースとなっています。他には文化を伝えるイベントが行えるスペース、小倉織が体験できるスペース、お茶のお稽古ができるスペースがあります。ではまず、カフェスペースからご案内します。
ドッグランもあるカフェ「みやこのくに」
入って右手に並んだテーブルは、壁向きに配置された1人席で、パソコン作業がはかどりそうです。その奥には2人用のテーブルがあります。実はこのカフェ、まもなくドッグランができる予定なのだそう。この2人席の壁にはリードをかけるフックがあるので、わんちゃんを連れてお茶することができます。反対側(お店に入って左側)にも席があります。
左奥の部屋もカフェスペースとなっています。部屋同士は白の薄いカーテンで仕切られていて、カフェ以外の部屋にいる人の気配がわかるようになっています。イベントや小倉織体験をしていたら、なんとなく声や音が聞こえてくるのでしょう。
就労継続支援B型事業所の授産施設
みやこ町犀川に就労継続支援B型事業所のNPO法人京の郷(みやこのくに)があり、このカフェは利用者さんが働く場になっています。
長崎の波佐見焼も販売。食器が好きな人は必見です。
メニューはドリンクのみ。コーヒーの他、台湾レモン&ナタデココやタピオカなどもあります。
小倉織体験
カフェスペースの奥の部屋は、小倉織が体験できるスペースになっています。大小のはた織り機があり、ここで作品を作ることが可能です。小倉織は江戸時代の豊前小倉藩の特産物で、独特の縞模様が特徴的。木綿生地は厚く、丈夫でなめらか。江戸時代は主に武士の袴や帯に珍重され、「槍をも通さぬ小倉織」という逸話があるほどです。
はた織り経験のない方でも、すでに糸が通されたはた織り機を使って布を折ることができます。一番小さな作品はコースターだそうです。大きな作品になると日数がかかるので、ちょっと体験してみたいという場合にはコースターがおすすめ。
イベントスペースのレンタル
小倉織体験スペースの奥はイベントスペース。そこは「文化を伝える」をコンセプトとしたイベント向けの和室になっています。イベントスペースのご利用は、利用日時や料金などの詳細は、豊前国小笠原協会(外部リンク)へ直接お問い合わせください。またはカフェのスタッフにお声かけくださると、繋いでもらえるそうです。
お茶室でお稽古
廊下の先には、小さなお茶室があります。ここではお茶のお稽古をしているそうです。ご興味ある方は、カフェで聞いてみるとよいかも。
お茶室から見える庭は、これからお手入れされると思います。大きな桜の木があるので、桜の季節にはお茶会が開かれるのではないでしょうか。
「みやこのくに」の概要
名称 | みやこのくに |
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ジャンル | カフェ |
営業時間 | 11時~15時 |
定休日 | 火・水曜 |
駐車場 | 有り |
住所 | 福岡県京都郡みやこ町勝山松田1204 |
インスタグラム | みやこのくに |
動画でもご覧ください。