けいちく暮らしの子育てコラム『子育て暮らし』第11回目は、田舎慣れしてきた新米主婦、ひみちゃんがお届けします。
※このコラムは、築上町広報令和3年10月号に掲載した子育てコラムを加筆・修正しています。
結婚を機に関東から移住した私。近頃、母のことを考えることが多い。なぜなら私は結婚するまで実家を出たことがなかったからだ。
今まで母に甘えてばかりだった私が ” 妻 ” になった。慣れない環境、夫との共同生活、仕事と全てがはじめての私には、朝から晩までやる事がとにかく多いと感じられる。
家事に休みはない。母はそれをこなし、私を育ててくれたと思うと感謝しかない。私が” 妻から母 ” になった時にはいったいどうなるんだろうと思う。世の母は偉大だ。久しぶりに母に電話をして時間の使い方を聞いてみたい。
気が付けばコロナ真っただ中、京築へ移り住んでもうすぐ2年。
今年のお正月は初めての帰省で家族と久しぶりに会えた。京築での生活に馴染んできた私だが、実家の扉に手を触れただけで妻から娘に戻れた事に驚いた。甘えたいくらい寂しかったのは私だけではなく、家族全員が私の帰省を待ってくれていた。特に母と二人で過ごす時間を沢山つくれた。その中で、独身の頃にはしたことがない母の効率的な家事の仕方や料理のアレンジなど生活における工夫についてアドバイスをもらったり、一緒に料理を作ったりした。料理をしている姿を横で観ていると、アドバイスにはなかった効率的な工夫にも気が付くことが出来た。これは私が成長した証だ!
春から主婦2年生にレベルアップだな!と小さくガッツポーズを取りたくなる出来事だった。
もっともっと時間の使い方が上手になって、いい母になれるよう日々精進しよう!