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働き方の選択肢が広がるクラウドソーシング【コロナ禍・子育て中でも】


こんにちは、京築ママライターのあゆみです。今日は「働き方の選択肢を広げ、コロナ禍・子育て中でも仕事を見つける!」をテーマに記事を書きます。この記事を書こうと思った動機は、新型コロナウイルス感染拡大により、お仕事が減ってしまった(;;)という人や、働きたいけど子育て中で働きに出られない、または田舎に住んでいて仕事が選べないという人に、一つの選択肢として提案してみようと考えたからです。

私はクラウドソーシングの一つである「ランサーズ」でライターの仕事をして3年になります。ランサーズって危険じゃない?とかお金稼げないんじゃない?とか、実際のところは謎と感じている人は多いかもしれません。ランサーズの評判を検索したら、良いこと悪いことがたくさん出てきます。どう感じるかは人それぞれだと思います。ランサーズ歴3年の私の気持ちを簡単に一言で言えば、「真面目に取り組んでいれば、そう悪くはない」です。

全てのノウハウを1記事でまとめることは不可能なので、今回は

「クラウドソーシング」や記事タイトルになっている「ランサーズ」ってなんじゃらほい?

という疑問に答え、

全くはじめてでもランサーズに登録して、お仕事探そっかな〜という状態まで辿り着ける

ような内容になっています。

クラウドソーシングって何?

カタカナ言葉って漢字と違って、字の形から意味を推測できないから厄介ですね。実はこのクラウドソーシングって、大きく二つの言葉に分けられるのです。
「クラウド」と「ソーシング」。
「クラウド(Crowd)」は「群衆」、「ソーシング(Sourcing)」は業務委託という意味です。アウトソーシングという言葉を聞いたことがあると思います。アウトソーシングは会社外のプロに業務を委託することを言いますが、クラウドソーシングは「群衆」に対して業務委託をする、つまりプロに限らず未経験の人も含め広く一般からの労働力も活用します。

クラウドソーシングのメリットデメリット

クラウドソーシングの最大の特徴は、インターネットを利用して仕事を発注したり受けたりします。つまり顔を合わせることもなく、地球上のどこにいても仕事をすることができます。
そんな特徴を持つクラウドソーシングのメリットは、

  • コロナ感染のリスクなしに仕事ができる
  • 発注者と仕事を受ける側の物理的距離は問題にならない(住む場所に関係なく仕事を探せる)
  • 勤務時間が存在しない(自分の生活スタイルが守れる)

「あれ?・・・それって子育てママにはありがたい話やん!」と思いませんか? もちろん子どものペースに合わせた仕事のやり方になってしまいますが、クラウドソーシングによって仕事の選択肢がドーン!!と増えます。
つまり、自分らしく働ける道が見つかる可能性があるということです。

デメリットは信頼できる相手であるか判断するのが難しいことです。顔を合わさずインターネット上でのやりとりだけになるので、名前が本当であるかなんてわかりません。それを不安と思うかどうかは個人差があると思います。詐欺といってもよいほどのひどい仕事でタダ働き同然の仕打ちを受けたり、報酬がちゃんと支払われるかも会社勤めとは違って不確かさは否定できません。
またクラウドソーシングの特徴である、未経験者でも仕事を得るチャンスがあるという点は良いのですが、その反面「未経験者歓迎」という仕事は、大抵報酬が相場よりもかなり低いです。これをデメリットととるか、経験を積めるチャンスと取るかはその人次第。私は本当にこの道でやっていく覚悟があるのなら、デメリットよりもメリットが大きいと思います。ただしいつまでも低報酬の仕事に留まらず、上を目指していかねば働けど働けどお金が稼げないことになります。その点は注意が必要です。

あ、なんか怖いことばっかり書いていますね。でもご安心ください。これらのデメリットを可能な限り小さくして、メリットと合わせて考えるとデメリットがほとんど気にならなくなるくらいにすることもできます。

デメリットを可能な限り小さくしてくれているのが、ランサーズです。他にもクラウドワークスやママワークスなどいろんなクラウドソーシングのサイトがありますが、ランサーズのシステムは私の知る限りではありますが、かなり優れていると思います。

ランサーズって何?

ランサーズとは、ランサーズ株式会社が運営するクラウドソーシングのサービスです。ランサーズのウェブサイトには、仕事を発注する側(法人・個人)と仕事を受ける側(法人・個人)が登録しています。ランサーズでは仕事を発注する側は「発注者」とか「クライアント」、仕事を受ける側のことを「ランサー」と呼びます。

ランサーには「レギュラー」⇨「ブロンズ」⇨「シルバー」⇨「認定ランサー」の4段階のランクが存在します。ランサーズに登録すると「レギュラー」から始まり、条件を満たせばランクが上がっていく仕組みになっています。
大雑把に言えば、ランクが上がるとそれだけランサーとしてのクオリティが高いですよとアピールできます。私の経験でいうと、認定ランサーになると格段に良いお仕事にありつけます。ランサーズで仕事をするなら、ぜひ認定ランサーを目指してください。

ランサーズにはどんな仕事があるの?

実にバラエティに富んだ仕事を見つけることができます。仕事はいくつかのカテゴリーに分けられていて、下の画像のようになります。

上画像:ランサーズサイト(https://www.lancers.jp/)より引用

私はライターなので、主に「ライティング・ネーミング」のカテゴリーに入る仕事をしています。けれど前職で身につけたスキルを使って、「市場調査・マーケットリサーチ」の仕事をしたり、はじめの頃は「タスク・作業」も数件したことがあります。職種から探す他に、できることから探すのもありだと思います。「ナレーション」に応募したこともありました。採用はされませんでしたが、応募するだけでも楽しかったです。占いができる人にライティングをして欲しい、商品の写真を撮って欲しい、英語を読んでその声を録音して欲しい、イラストを書いて欲しい、動画を編集して欲しい、ホームページを作って欲しい、コーディングをして欲しい、小説を書いて欲しいなど、いろんな案件があります。

ランサーズは安全?未払いとか詐欺とかないの?

私がランサーズで働き始めた頃、詐欺のような悪質な仕事が多々ありました。実際に経験したことは、書いた記事に色々ケチをつけられ無駄に修正を繰り返し、2−3記事を納品。その仕事のやり方に疑問を感じ、辞めました。約1ヶ月働いた報酬はたったの数百円でした。別の案件ではアンケートに答えて数十円か100円ぐらいか忘れましたが、「タスク・作業」に分類される仕事をしました。そのアンケートサイトを開くと、回答欄と間違えそうな場所にアドセンス広告が貼ってありました。全ての回答欄の近くにアドセンス広告、何度もクリックさせたいという意図が丸見えでした。アンケートといいながらこうしてアドセンス広告の収入を不正に得ようとしているんだなと思いました。

他にはある商品を購入して、レビューを書いて欲しいという仕事。応募はしたものの、胡散臭いと思って辞退しました。後にランサーズから、商品を買わせてレビューを書かすという依頼を装った悪質な詐欺があるので気をつけるようにというお知らせがありました。引っ掛からなくてよかったです。

経験はしていませんが、他にも宅配を受け取るだけで収入になるなどの依頼もあるので、変だなと思ったら手を出さないことです。

幸い、ランサーズはそういう悪質なクライアントを追い出す努力をしていて、最近は数年前に比べるとかなり良くなりました。クライアントから直接仕事相談のメッセージが来ることがありますが、全てのメッセージをランサーズ側で内容チェックしていて、怪しげな内容の可能性があると中身をチェックするまでランサーに見えないようにしてくれます。問題がないと判断されたら、メッセージが見れるようになり、問題ありと判断されたら削除されます。

また報酬の支払いに関しても、ランサーズは未払い問題からランサーを守る仕組みを作ってくれています。クライアントがランサーに仕事を頼んでも、クライアントがランサーズに「仮払い」(報酬を前もってランサーズに預ける)を行うまでは、ランサーは作業開始してはいけないことになっています。納品後は、例えクライアントが支払い手続きを行わなくても、ランサーがしかるべき手続きを取ると、仮払いされている報酬を受け取ることができます。

このような仕組みがあるため、ランサーは報酬の20%をランサーズに「システム手数料」として支払わなくてはなりません。しかし自分で全てのリスクを負うことを考えると、20%の手数料で済むのだから良いのではないかと思います。

思い立ったらすぐに始められる!ランサーズ登録手順

「そうだ!フリーランスになろう」と思い立ったら、その時からなれちゃうっていう時代です。クラウドソーシングってすごいですね。登録手順はカンタンなので、試しにやってみようかなという気持ちでも全然大丈夫です。

ランサーズへの登録はカンタン

ではランサーズに登録してみましょう。ランサーズのウェブサイトを開いて、「仕事を受けたい」または「フリーランス・副業で働きたい人へ」のタブをクリックします。次に「会員登録」をクリック。
画面表示通りに、必要事項を入力するだけで完成です。必要事項とはメールアドレス、パスワード、ユーザー名です。あっという間にアカウントを作ることができます。

プロフィールを入力

プロフィールは充実させるようにしましょう。はじめはどう書いていいかわからないと思いますが、ありのままを書けば良いと思います。認定ランサーになるためには、お仕事や対応の質だけではなく、プロフィール登録が一定水準を満たしていなければなりません。
しかし最初はあまり気にせず、やりながら追記していく方法で良いと思います。

お仕事探し!

プロフィールまで完成したら、早速お仕事を探してみましょう。はじめから高単価を狙って応募しない方が良いと思います。【高単価】を過剰にアピールしている案件の中には悪質なものがあるので、慣れるまでは「普通の案件」を数こなすのが無難です。報酬が高いなどの「魅力的な案件」は、絶対ではありませんが罠の可能性があります。

はじめから高単価に応募しても、未経験あるいはランサーズをはじめて日の浅い、実績のない者に高報酬を支払おうと思う依頼人がどれだけいるかを考えてみるとわかることだと思います。最初の数件だけでも、報酬に魅力はなくても信頼できそうな文面で募集を出している案件への応募をおすすめします。

慣れてきたら良い悪いを見抜く目も育ち、そんなにひどい目には会わなくなると思います。何事も経験!(笑)
最後に一言。「簡単にフリーランスになれる」ことは事実ですが、フリーランスで「やっていく」ことは難しいです。生き残るためには「戦略」「ブランディング」は必須だと思います。スキル向上ももちろん大事。大変ですが全て自分に返ってくるのだから、私は3年経ってやっと「諦めないでよかった」と思い始めています。そんな世界です。

ABOUT ME
あゆみ
美容&医療ライター、美容・医療分野記事広告類の法令チェック・リライト、記事の編集・校正・校閲、薬事コンサルティング、西日本新聞社発行の地域情報紙「ファンファン北九州」ライター。過去に臨床検査技師から研究開発職にキャリアチェンジし、化粧品開発者として10年勤務後、大学で法学を学ぶ。 学生時代は英語オンチ、今は洋書オタク。趣味が高じて『ピーターラビットで学ぶ!英語イメージ楽読術』(主婦の友社 2014年)を商業出版。尼崎市出身、行橋市在住。「英語絵本の会」代表。