マイペースな長女、やんちゃな長男、そして甘え上手な次男の三人を育てている、
京築ママライターのちひろです。
けいちく暮らしの子育てコラム、第3弾。
「しゃくぜんとしないこと。」
我が家の姉弟3人が家で遊ぶとき、
一番けんかもなく盛り上がりを見せる遊びが
”おままごと” です。
長女は「ママ」になり、長男は「パパ」になり、次男は「息子」、
…かと思いきや「ペット」になって、にゃあにゃあ甘えています。
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ペットになった末っ子次男は、椅子の下に潜り込んだり、毛布にくるまってみたり。
なにやら楽しそうではありますが、
おやつをのせた皿を床に置き、文字通り「犬食い」をするのだけは、ちょっとどうかと思います。
それから、
弟たちがお姉ちゃんからお菓子を分けてほしかったときのことです。
まだ3人の”おままごと”が始まってもいないのに、
弟たちは2人して地べたにはいつくばり、
「にゃあにゃあ」「にゃあにゃあ」
などと恥も外聞もなく甘えた声を出していたのです。
その光景を目にしたわたしは思わず目を背け、
「人間の尊厳とは…」という命題に向き合うべく、しばし遠くを見つめるのでした。※現実逃避
ところで、題目の「しゃくぜんとしないこと」。
くり返しになりますが、
”おままごと”をするとき、娘は「ママ」息子達は「パパ」あるいは「ペット」になります。
どうぞ、どうぞ。
楽しそうで何よりです。
姉弟3人で遊ぶ姿はほほえましいです。
でも、彼らの母親であるこのわたし。
なぜか自動的にくりあげられて
「おばあちゃん」。
・・・
え?
まず、なんで勝手に参加することになってるの?
そこ、繰り上がる必要ありますか?
「ママ」と「お母さん」。2人いたっていいじゃない。
返事しないとだめかな?
無視してもいいかな。
もしかしたらわたしじゃないかもしれないし(でも他に誰もいない
などと悶々としているうちに、
3姉弟が実に楽し気に、
「「「おばあちゃーん」」」
と呼びかけてくるので、
思わずわたしも、
「はあい」
と、気持ちとはうらはらに、いいお返事。
しゃくぜんとしない、複雑な気持ちをかかえながらも、
「おばあちゃん」役でおままごとに参戦するのでした。
おしまい。