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養成講座3 ライターに必要な写真テクニックとは?

京築ママライターのsonoです。

今回は「ママライター養成講座」の中から第3回「写真の撮り方&実践」の講座内容をご紹介します。講座では、プロのカメラマンを講師に迎え、写真を撮るテクニックを学びました。

講師紹介:やさしい光を味方につける京築のお母さんカメラマン

カメラマン 宮崎由美子さん

ふんわり、やわらかい声がカメラ越しから聞こえてきて、写真を撮られる緊張がふわっと緩んでいく…そしていつの間にか、こちらも笑顔になっていることに気づきます。

そんな感覚にさせてくれる宮崎由美子さんは、行橋市みやこ写真のカメラマン。
主に幼稚園や保育園で子ども達のスナップ撮影をされている京築のお母さんカメラマンです。

講座のまとめに「とにかく、写真を楽しんで好きになること!」とおっしゃっていた由美子さん。自然光を取り入れたナチュラルでやわらかい光は、被写体をも明るく包み込む。それはまさに、由美子さんだから出来るカメラマジックなのかもしれません。

みやこ写真 (行橋市)

みやこ写真は、行橋市矢留の田んぼに囲まれたのんびりとした場所にあります。お客さんに「居心地がいいね!」と言われるアットホームな写真館です。スタジオ撮影から学校アルバムまで、幅広く撮影しています。
のんびりゆったりとした、撮影が京築のママ達にも大変好評です。

店名 みやこ写真
ジャンル 写真館
住所 〒824-0037
行橋市矢留639-3
営業時間 OPEN 9:30 CLOSE 18:00
定休日 毎週水曜日・第三木曜日
問い合わせ先 0930-25-7426(要予約)
ホームページ http://www.shashinkan.ne.jp/miyako/

 

講座内容「写真の撮り方&実践」光とスピードのテクニック

ライターとして情報を伝える方法は、文章だけではありません。紙媒体でもWebでも、写真は目に飛び込んでくる第一情報として、とても重要になります。写真で表現し、情報を伝えることもライターとしての大切な技術です。

「写真の撮り方&実践」をテーマに、写真がうまくなる撮り方として、
光とスピードを活かしたカメラテクニックを学びました。

まずは、P(オート機能)ではなく、M(マニュアル機能)を使って、レンズから入る光の量を調整し、絞りやシャッタースピードで、ぼかしや明るさを調整します。


その光の調整テクニックでプロ並みの撮影が期待できます。

ふんわりやわらかい写真を撮る

背景をぼかした写真の撮り方

背景をぼかす写真は、絞りF値数字で調整します。

背景をぼかした優しい雰囲気の写真を撮りたい時は、絞りF値の数字を小さくしながら撮影します。

F値とは?

F2.8 F3.5 F4  F5.6 など 【F+数字】で表示され、光の穴の大きさです。

レンズに入る光を大きくする(Fの数字が小さい)ほど、背景がぼけ被写体がくっきりします。逆に、レンズに入る光の穴を小さくする(Fの数字が大きい)ほど、全体にピントが合うのでぼけがなくなります。

Fの数字の覚え

背景をぼかす Fの数字を小さくする 数値が小さいほど絞り穴は、大きく開く。明るい写真で背景はボケる。
全体にピント Fの数字を大きくする 数値が大きいほど絞り穴は、小さく締まる。
全体的に暗くなるが全体にピントがあう。

 

静止した写真と動きのある写真を撮る

静止した写真や、一瞬を捉えた動きのある写真を撮るには、シャッタースピードの数字を調整します。

シャッタースピードを理解する

シャッタースピードとは?

シャッターを押してから一瞬だけ閉会して光が入る時間のことをいいます。

シャッターを押して聞こえる「カシャン」や「カッシャーン」という時間です。1/30秒、・・・1/250秒、1/500秒と表示され、一瞬で入る光の量で明るさが変化します。

シャッタースピードは、シャッターの速度を上げる(分母の数字が大きい)と、暗くなります。逆にシャッター速度を下げる(分母の数字が小さい)と、ブレやすく、明るくなります。

運動会などの動きのある野外撮影には、シャッタースピードを上げて(分母の数字が大きくして)「カシャカシャ」と撮影してみましょう。

シャッタースピード(SS)の覚え方

静止した写真 被写体を見つめて、目の瞬きを(カシャカシャ)速くするイメージ。光の量が少なく暗いが、動きを止めて写せる。 分母の数字は 
動きのある写真 被写体を見つめて、目の瞬きを(カッシャーン)遅くするイメージ。光の量が多く明るいが、動きをとらえるのでブレやすい。 分母の数字は 

 

実践目に留まる。心に届く。情報が伝わる写真を撮る

実践では、外に出てポートレート撮影を学びました。
室内撮影とは全く違う光に驚きましたが、その時、その場所に合わせて自然光を味方につけ、F値シャッタースピードの数字を調整することを実践しました。

撮りたい写真のイメージに近づけるように、とにかく何度も撮って感覚を覚えることが写真が上手くなるコツと学びました。
また、人を撮る時に一番大切なことは、被写体の自然な表情を引き出すコミュニケーション能力です。リラックスさせる雰囲気作りや声掛けで、その人の人柄までもがぐっと伝わる写真になります。

講座を終えての感想

カメラを購入してからプログラム撮影で満足していた私は、構図を意識することはあっても自然光を味方につける方法は目から鱗がおちる情報でした。

絞りやシャッタースピードでぼかしや明るさを調整することは、頭で考えるより場所や光の角度を変えて、とにかく何度も撮ってみることが大切だと実感しました。
また、実践では恥ずかしそうにポージングするメンバーの自然な笑顔が撮れた時は、凄くうれしくて終始にやけてしまいました。

写真をうまく撮る方法は、自分も楽しめる写真を撮ること。
「とにかく写真を楽しんで好きになること!」由美子さんの言葉の意味が分かった気がしました。

 

 

ABOUT ME
sono
産まれも育ちも京築人。山が好き、海が好きなキャンプ好き。スポーツインストラクター。京築で子育てイベント「ママ笑」や出逢いイベント「アオハル。」を主催。スポーツマネジメント・イベント企画のY's Links Management (同)設立。小中高の三姉妹母。2020年よりフリーライターとして、京築ママライター&西日本新聞「てくてく京築」「ファンファン北九州」の担当ライターとして務める。