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【上城井小】全校生の「ガチ」キクイモ販売@メタセの杜

上城井小学校の子どもたちが植えて収穫したキクイモを、12月2日に築上町のメタセの杜で販売しました。5月から続いた密着取材の最終回となります。

メタセの杜でキクイモの試食と販売

築上町物産館メタセの杜収穫したキクイモの販売の日、良いお天気です。

駐車場に着くと、朝早くから準備していたモンステラの方々の姿、そして上城井小学校の先生方、子どもたちが見えました。

試食のおにぎりとキクイモふりかけキクイモふりかけの試食用に、一口おにぎりを準備。

キクイモの試食会には6品の美味しいキクイモ料理、キクイモ入り豚汁、キクイモふりかけ&おにぎり、キクイモ茶が準備されていました。

キクイモ試食会たくさんの人がキクイモの試食に訪れました。

土曜日なのでたくさんの人が訪れていました。試食会場と販売所は大賑わい。私はカメラを持って歩き回っていたのですが、活気に圧倒されてしまうほど。

キクイモを売る小学生売り場は大盛況。
キクイモを売る小学生2売り場も交代で、みんなが体験できるように配慮されています。

販売所では子どもたちがキクイモを売る元気な声が響きます。しばらくして先生に試食のキクイモをいただき、私もお客さんと同じテーブルにつきました。

キクイモの試食左上からキクイモ入り豚汁、キクイモ茶、キクイモのおにぎり、キクイモ料理6品。
キクイモ料理の試食6品キクイモ料理6品。上の段左から煮っ転がし→丸ごと素揚げ→素揚げチップス、下の段左からきんぴら→酢漬け→おでん。

どれもとても美味しくて、家でも作ってみたい!と思えるお料理でした。向かいに座っていたご夫婦に感想をたずねると「キクイモってこんなに美味しいのね」と話してくれました。
煮ても焼いても揚げても生でも食べられるキクイモ。もちろん美味。チップスはおやつに良さそうです。きんぴらや煮っころがしは、年齢を問わず好まれそう。酢漬けは日持ちするからいいですね。

キクイモの展示物も子どもたちの制作

試食コーナーには大きなモニターが設置されていて、報道番組風に子どもたちが制作した動画が流れていました。動画の中でキクイモに含まれる栄養素のことやレシピについて、BGMや効果音をのせて上手に語る高学年の子どもたちの姿が。あの堂々とした態度は、学校で見た姿そのもの。「小学生がここまでできるのか!」と驚きました。

試食コーナーの壁面に展示されていたのは、キクイモを育てて収穫するまでの工程と、子どもたちが考えたキクイモレシピを紹介するパネルでした。

小学生が作ったキクイモの展示物農作物としてのキクイモ、栄養素、料理のレシピまでわかりやすくまとめた展示物。

この日お客様に配布したキクイモレシピ集は、以前の記事で紹介した子どもたちがCanvaを使って制作したものです。

菊芋レシピ上城井小学校5, 6年生がレシピを考え、冊子を制作

積極的にお客様へ声をかけてキクイモを熱く語る

メタセの杜を訪れた人々に駆け寄って、キクイモの試食会へ誘う姿は頼もしく、イキイキとしていました。私だったら小学生がやってきて熱くキクイモを語られたら、絶対試食して買っちゃいますね!

キクイモを販売する小学生歩いている人に声を積極的に声掛けします。

たとえ断られてもめげずにがんばります。前日の練習の成果でしょうね。

この日は保護者の姿を数人見かけました。子どもの晴れ姿、やっぱり気になりますものね。

密着取材を終えて

キクイモ販売活動を終えた小学生キクイモ販売活動の終わりに、お世話になったモンステラの方からお疲れ様のごあいさつ。

2023年5月30日に上城井小学校を訪問してから、種芋を植えて収穫~袋詰め、そして販売までの工程を見てきました。驚いたのは、子どもたちが主体となって活動している事でした。「させられている」様子は全くなく、どのようにしたらキクイモの良さを広く知ってもらえるかを真剣に考え、楽しそうにアイデアを出し合う姿に感動しました。

キクイモのレシピも自分たちで考えて、配布する冊子も作りました。キクイモふりかけに使ってもらうためのイラストも描きました。プレゼンテーション、展示物の作成、動画撮影と編集、脚本も作ったのでしょう。大人顔負けです。

全校生徒16名、複式学級の良さを存分に生かした教育、自然に囲まれた環境、先生方の熱意、地元住民の協力、すべてがうまく融合していると感じました。

この素晴らしい活動は、子どもの心身をグンと成長させたと思います。きっとこの経験は、みんなの人生の宝物になることでしょう。
素敵な瞬間に立ち会わせていただけたことに、感謝します。ありがとうございました。

ABOUT ME
あゆみ
美容&医療ライター、美容・医療分野記事広告類の法令チェック・リライト、記事の編集・校正・校閲、薬事コンサルティング、西日本新聞社発行の地域情報紙「ファンファン北九州」ライター。過去に臨床検査技師から研究開発職にキャリアチェンジし、化粧品開発者として10年勤務後、大学で法学を学ぶ。 商業出版を経験『ピーターラビットで学ぶ!英語イメージ楽読術』(主婦の友社 2014年)、現在はブックライターとしても活動。尼崎市出身、行橋市在住。「英語絵本の会」代表。