梅雨の終わり、毎年ひどく雨が降り心配になります。先日は深夜の雷雨に恐怖を感じました。
災害が起こらないことを願うばかりです。
そんな雨続きの日々ですが、7月2日(日)はとても良いお天気でした。今まで外出を我慢していた人は、待ってましたとばかりにおでかけしたのではないでしょうか。
私は家族で写真展に行ってきました。とても素敵だったので紹介します!開催期間が残り少ないので、興味を持った人は最終日までにぜひ足を運んでみてください。
樹齢1900年の「本庄の大楠」写真展
東京と築上町の2拠点で活動している野元桂さんは、アマチュアカメラマンでもあります。以前ご夫婦の活動については「けいちく暮らし」で紹介しています。→本庄の大樟と後世に残したいもの【築上町】
本庄の大楠のすぐ近くで暮らし、四季折々の大楠の表情をカメラで捉えています。本の表紙にもなった(野元さん曰く)「奇跡の一枚」が写真展の主役。この本庄の大楠は樹齢1900年といわれている巨木です。一度は火事にあい、もうダメかと思われた時もありましたが、住民の願いが通じて息を吹き返したという歴史があります。
また大樹としては全国4位、楠では3位、天然記念物に指定されていて、町の守り神的存在です。
野元 桂 写真展
第1回
「本庄の大楠」2023年6月30日(金)〜7月8日(土)
11:00〜17:00
※7月5日(水)定休日
※最終日8日(土)は15:00まで
場所:ティールーム センガク
北九州市門司区東港町2-23(出光美術館裏・遊歩道沿い)
大楠の写真が飾られた店内の様子
ピクチャーレールが設置されていて、縦横の額が収まりよく、素敵な空間でした。写真は全て大楠で、桜と大楠、雪と大楠の写真は訪れた人に好評でした。1900年生きてきたことを物語る迫力ある枝ぶりが、まるでヒトの血管のよう。私は枝と幹の写真にも感動しました。
注意深く見渡すと、写真の横、ところどころに俳句が飾られています。全て大楠を歌った俳句です。これは京築に暮らす俳人・中嶋重利さんによる句で、この写真展のために詠んでもらったそうです。
また、野元さんがなぜ大楠の写真を撮り続けているかというと、画家として大楠の油絵を八十余年にわたり描いた義父(野元千寿子さんの父)嶋田隆さんのライフワークを、写真で継承したいという想いから。
店内では、嶋田画伯の絵画が収められた書籍も見ることができます。
ランチも美味しかった〜家族で写真展へ
野元夫妻とは家族ぐるみのお付き合いなので、3時間くらい長居してしまいました。お昼ちょっと過ぎについて、すぐにランチを注文。パスタとカレーがあります。丁寧に手作りされていて、とても美味しかったです。私たちは最初からゆっくり滞在するつもりだったので、ケーキセットもついたランチにしました。
お客さん同士も交流★門司で京築人と知り合いになれた
日曜日でお天気も良かったこともあり、写真を見にくるお客さんがたくさん!ひと組帰ったと思ったら、すぐにまた別のひと組が来店。ご夫妻は交友関係が広いので、京築からだけではなく、福岡方面からも足を伸ばして来る人たちもいました。
私たちは来店される方々との交流もできて、楽しいひと時を過ごすことができました。店内が広いわけではないので、ちょうどお話ししやすい距離感も良かったと思います。
野元桂さん、千寿子さん、ありがとうございました!