暮らし

アパートの一室で美容室『Salon de AROW』@築上町

–2021年5月12日 追記あり–

こんにちは!京築ママライターのちひろです。

間もなく、卒業式や入学式のシーズンがやってきますね。 去年は新型コロナウィルスの影響で中止や延期、短縮がよぎなくされましたが、今年はどうなるでしょう?
卒業式や入学式は、我が子の成長を感じる一番のイベントなので、感染対策に気を付けつつも、ぜひ実施されるといいなぁと思います。

梅の花がきれいな季節がやってきましたね。

 

ところで、式典にそなえて髪をととのえたり、春から始まる新しい生活にそなえて髪を切ったりと、美容院を利用する機会が増えるのも、この季節ではないでしょうか。

みなさんは普段、どのような美容室やサロンを利用しますか?

今回けいちく暮らしでご紹介するのは、築上町上別府の美容室&まつ毛エクステサロン『Salon・de・AROW』(サロン・ド・アロー)。
アパートの一室にあるめずらしい美容室です。
『Salon・de・AROW』の代表で、美容師&アイリスト、そして7歳・4歳・2歳の子育て真っ最中のママでもある、栗田由加里さんにお話をうかがいました。

Salon・de・AROW代表の栗田由加里さん。後ろに見えるアパートの1階に美容室があります。

アパートの一室にある美容室『Salon・de・AROW』って?

行橋や苅田にある美容室で、美容師として働いていた由加里さん。上の子が小学校に上がるタイミングで、参観や行事への参加に融通がきくように、自分で美容院を開くことを決意したといいます。まずは、美容室を開く物件探しからのスタートでした。

最初は貸店舗を探していたそうですが、一人でやるには広すぎるなど、丁度いい物件がなかなかみつからない日々が続きました。そこで、由加里さんが保健所に相談したところ、「アパートの一室でもできますよ」との回答が。

「アパートの一室でも、保健所の許可が下りるんだ!」と、すぐに物件選びの対象をアパートに変えて、由加里さんがご自身で探し出したのが、今のアパートでした。

黄色の線で囲まれた部分が美容室。水色の車の場所が、お客様用駐車場(1台分)です。

探していた間取り。広さも丁度良く、駐車場はアパート前のスペースに1台分と、道路を挟んで向かい側の空き地も利用可能だという、こちらのアパート。家主さんにも、アパートの一角で美容室を開くことを、こころよく了承いただき、好スタートを切ることができました。

2020年5月、ちょうど1回目の緊急事態宣言が発令されて学校が休校中の時期に、美容院はオープンしました。

メタセの杜にある京築ブランド館で作ってもらった木の看板。”AROW”という名前は、3人の子供の名前の一部分を組み合わせて作った造語だそうです。

コロナ禍での開業と、家族のサポート

コロナによる緊急事態宣言下の美容室オープン。大っぴらな宣伝活動がはばかられる中、「おれが何とかしてやる!」と、由加里さんのご主人の栗田徹さんが自らチラシを作り、自分の足でチラシを手渡してまわり、口コミでの集客をうけおってくれたそうです。

しかし、由加里さんがお店を出すことに、当初は大反対だったという徹さん。
「(自分で店を持つなんて)やめとけ」と、マイナス意見を出し続ける徹さんに、めげずに「やりたい!」という意思を貫き通した由加里さん。
夫婦の対立が続いたある日、ふっと徹さんの方から、「考えたんやけど、お前の人生なんやから、おれが決める権限はない。好きにしたらいい」という言葉が。
そうして味方に転じてからは、本来世話好きな徹さんは、『Salon・de・AROW』一番のサポーターになりました。お店のチラシはもちろん、名刺やメニューも手作りし、何かと進んで協力してくれるそう。

由加里さんのご主人の徹さん。築上町の寒田神楽でも大活躍なのだとか。


「…あんまり頼りたくはないんですが」と、少しはにかんで笑う由加里さん。頼られると嬉しくて何でもやりたがるタイプの徹さんと、バランスのよいご夫婦です。

徹さんが作った美容室のメニュー&料金表
まつ毛エクステのメニュー&料金表

※メニュー&料金表は、クリックすると大きく表示されます。

大雪で水道管が破裂。廊下とトイレが水浸しに…

今年(2021年)1月に降った、例年に類を見ない4日連続の大雪。築上町寒田に家を構える由加里さんは、大雪の中お店に行くことができませんでした。

築上町寒田のご自宅。雪がしんしんと降り積もっています。

雪が降り始めてから5日目。雪解けの中、ようやくお店のあるアパートに着いたとき、由加里さんは、ザーっと雨が降るような音を聞いたといいます。「外の雪解け水かな?それにしては少し激しいような…」と不思議に思いつつ、美容室の扉を開いて、目に飛び込んできたのは…!

店内の廊下(ろうか)に、大雨のように水が降りそそいでいる光景

だったそうです。

『Salon・de・AROW』があるのはアパート1階部分。すぐ上の2階は、他の会社が事務所に使っています。その2階部分の水道管が破裂したのが原因で、1階に浸水したのです。
浸水被害に遭ったのは、廊下、トイレ、タオルを干すのに使用していた作業部屋。幸い、実店舗スペースであるリビングは、浸水をまぬがれましたが…。

大雪による水道管の破裂が周辺でも多発しており、工事の日程も決まっておらず、今も他会社の事務所がある2階部分は、まだ水道が使えない状態だそうです。

美容室は1階なので、水道は使用可能。現在は、なんとか営業を再開していますが、美容室のトイレはまだ修繕が必要な状態とのこと。

早く、水道管工事の日取りだけでも決まってほしいですね…!
(2021年3月1日現在の状況です。※水道管工事、修繕が完了して、トイレが通常通り使用可能になるなど、お店の状況が変わったら、けいちく暮らしでも続報をお伝えします。)

追記:トイレ復旧工事が完了!お店も1周年を迎えました♪

2021年5月12日、追加情報を掲載します。

今年初めの大雪による建物2階部分の水道管破裂で、美容室のトイレが要修繕の状態だったのですが、このたび、復旧工事が無事完了したとの連絡がありました。よかったです!!

あわせて、『Salon de AROW』の開店から1周年を迎えられたとのこと、本当におめでとうございます。これからも、地域の皆様に愛されるお店として、ご活躍されることをお祈りいたします。

栗田さん宅の庭で作られた巨大なかまくら。可愛い笑顔のお子さんたち。この写真は築上町広報の表紙にも使われたそうです。

一番うれしいのは、お客さまに喜んでもらえたとき

ひとりひとりの髪質に合わせて

施術の全工程を、由加里さんひとりで行うので、1日で対応するお客さまは最大3人くらいです。お店には、お客さまと由加里さんの他は誰もいないので、気兼ねなくお喋りを楽しみながら、リラックスして施術をうけられるのは、小さいお店だからこその魅力です。

お客さまが髪の毛のことで大変な思いをしないように、なるべく扱いやすい髪型に仕上げるよう心掛けるという由加里さん。


髪の毛の量や髪質、頭のかたちも、お客さまによってそれぞれ。例えば同じ髪型でも、その方の髪に合わせて切り方を変えます。カラーも同じで、髪質に合わせてカラー剤を調合します」と話します。そうして、「この髪型好きです」、「この色が好きです」とお客さまに喜んでもらえた時が、由加里さんが「美容師をやっていてよかったなぁ」と一番実感する瞬間と語ってくれました。

趣味で始めたまつ毛エクステ、今では店のメニューに

由加里さんが3,4年前から「やりたいなぁ」と思い続けていたまつ毛エクステ。ようやくお店に習いに行き、アイリストとして施術ができるようになりました。お店も、美容室兼まつ毛エクステサロンとして、アイラッシュ(まつエク)メニューが豊富です。

まつ毛エクステは、装着するエクステの種類によって施術の方法が異なりますが、シングルラッシュはまつ毛1本に1本を、ボリュームラッシュは地まつ毛1本に複数本を、加えていくイメージ。フラットラッシュは断面が凹形なので、まつ毛に沿わせるように装着して、ボリュームを出していくそうです。

ハズキルーペを装着して施術します。

まつ毛の1本1本なんて、聞けば聞くほど、気の遠くなるような細かい作業ですが、由加里さんは「細かい作業は嫌いじゃないです」と笑顔。まつ毛エクステは、まつ毛用の美容液を塗るなどして、長い人で2か月くらいボリュームを保つことができるそうです。

「髪の毛にもまつ毛にも、お肌と同じように栄養を与えてあげてほしい」と栗田さんは話します。

髪型を整えて、日常生活で大変な思いをしないようお手伝いをしつつ、それぞれの髪質に合った栄養剤でケアしてあげると、扱いやすさやまつ毛エクステの持ちも変わります。

それぞれの毛質に合ったケア剤があるので、気になる方は、ぜひお店で相談してみてください。

Salon・de・AROW概要

店名 Salon・de・AROW
ジャンル 美容室/まつ毛エクステサロン
住所 福岡県築上郡築上町大字上別府463‐2

駐車場 ・1台(お店のあるアパートの前)

・駐車スペースが広い方がいい場合、お店と道路を挟んで向かい側にあるアパートの裏手にある広場(写真の黄色い線で囲んだあたり)も駐車可能。

営業時間 OPEN 9:30 CLOSE 17:00
定休日 日・祝日
問い合わせ先 080‐6409‐7751
(ご予約はお電話、LINE、DMでお願いします)
SNS Instagram

Facebook

お店の最新情報はSNSで随時更新中です。

 

ABOUT ME
ちひろ
福岡市出身。早稲田大学第二文学部卒。東京で役者舞台&ナレーターとして活動中、震災をきっかけに京築へ移住。現在は3児の母。西日本新聞「てくてく京築」ライター。 料理好き。食べるのはもっと好き。現在、最高体重を更新中であるため、何とか痩せる方法がないかを常に考えている。